新型コロナウイルスの影響で世界的に医療物質が不足している。恒常的に不足している1つである「フェースシールド」を量産するクラウドファンディングが立ち上がっている。
記事によると、クラウドファンディングを立ち上げたのは、大阪大学大学院医学系研究科の中島清一教授らで、資金500万円を募り、医療機関に10万個を無償で提供するという。
フェースシールドは3Dプリンターでフレームをつくり、文具のクリアファイルをホチキスなどでとめるという簡単な構造になっている。中島清一教授らは3月、世界的な眼鏡フレームメーカーのシャルマン(福井県鯖江市)と開発した。
フレーム部分は除菌、洗浄すれば複数回使え、ファイルの曇りが気になるときには、クリアファイルの下部を切り取れば通気性がよくなるそうだ。費用は100円から300円程度。
4月から3Dプリンターのデータ(http://www.project-engine.org)を無料公開すると、SNS上で拡散され全国に広がった。ただ、3Dプリンターだと、一つのフレームの作製に2時間程度かかるため、量産するためにクラウドファンティグを設けた。
計画では、2種類の金型をつくり、甲子化学工業(大阪府東大阪市)、工販(神戸市)が製造する
https://www.asahi.com/articles/ASN4P5GR2N4PPLFA00C.html
<2020/04/21 朝日新聞DIGITAL>