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猫を飼うオーナーが受け取る猫の感情と「その正確性」に関するアンケート調査

投稿者:武井 昭紘

表情や行動の変化をパターン化して、それを観察することにより、猫の感情を推し測るスタンダードな手法が獣医学やペット関連の雑誌に掲載されることもあると前置きするが、彼らの最も近くに居るオーナー自身が、刻々と変遷する「その感情」の数々を具に把握できているかと問われれば、完璧(100%)ではないと答えるのが妥当ではないだろうか。

 

では、一体、どれくらいの精度をもって、猫のオーナーは彼らの感情を評価できているのか?
現在、ここに焦点を当てたアンケート調査が進められている。

なお、同調査を行っているオンタリオ獣医科大学によると、公募で集まった猫を飼育しているオーナーに猫を撮影した動画の視聴をお願いし、登場する彼らの感じている恐怖または攻撃性のレベルを推察してもらう形式にてデータを集積して、その正確性を算出するとのことである。

 

上記のことから、今回紹介した調査の結果は、猫の問題行動を診察する際の問診や問題行動に対する治療の効果を判定する際に、主訴(獣医師に伝えられるオーナーの見解)を客観化するための重要なヒントを与えてくれるものと思われる。よって、得られたデータを基に、動物行動科の診療レベルがより一層向上することを期待している。

調査に参加されたオーナーは、500分の1の確率で、200ドル相当のギフトカードに当選するそうです。

 

参考ページ:

https://uoguelph.eu.qualtrics.com/jfe/form/SV_ehd67nyNLrR4RVz


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