記念すべきオリンピックイヤーとも言われる2020年へと突入して、はや3週間。皆様は、クリスマスや年末年始を、どのように過ごされたのだろうか。親しいヒトからのプレゼントに喜び、大好きなヒトへ贈り物を届けて、この一大イベントを楽しんだ方はおられるだろうか。そして、それらのプレゼントや贈り物の中に、小さな命、子犬（保護施設から引き取った犬も含む）の姿はあっただろうかｰｰｰｰｰ。
年の初めにあたる1月、特に、年始は温かい気持ちで過ごしたい。これは、多くの人々の共通した願いだと言える。また、おそらくは、新しい環境へと移った犬たちも、シッポを大きく振りながら、そのような気持ちを抱いているのかも知れない。しかし、時折、一部の世帯では両者の想いがすれ違い、オーナーは犬の一挙手一投足に悩み、犬はオーナーが醸し出す過剰な緊張感に困惑する。
そこで、1月に設定された啓蒙月間が、「National Train Your Dog Month」である。
なお、この啓蒙月間は、適切な社会化と訓練を積むことで、問題行動の発生を充分に防ぐことができ、（御目出度い年末年始に）オーナー都合で保護施設行きとなる犬は減るという思想のもとに、イギリスで創設されたドッグトレイナーズ協会（Association of Professional Dog Trainers、APDT）が2010年より開始したもので、同会によると、科学的な根拠に基づくトレーニングによって思いやりのある犬とヒトの関係を築くことを目的に、Web上に用意されたサイトを介して、有益な情報を発信し続ける大切な1ヶ月間なのだという。
よって、本稿をキッカケにと表現すると「おこがましい」のだが、幸せで穏やかなペットライフを送れるヒト、楽しく愛されて生涯を全うする犬が、1人でも1匹でも増えるように、National Train Your Dog Monthが日本を含めた世界中へと普及していくことを切に願っている。
サイトには、愛犬に指示を出すタイミングについても記載されておりますので、是非、ご覧下さい。
参考ページ：trainyourdogmonth.com/
