ニュース

世界記録?になっている産仔数に迫る出産を経験したラブラドール・レトリバー

投稿者:武井 昭紘

15匹。

 

これは、2014年、スコットランドにて記録されたラブラドール・レトリバー(ラブラドール)が一度に出産した子犬の数である。平均7~10匹と言われる当該犬種の産仔数を遥かに超えた圧倒的な数には、驚くばかりだ。

そして、日本が平成から令和へと進んだ2019年、このギネスブックに登録されても可笑しくない産仔数(15匹)に次ぐ記録となったラブラドールの出産が、目出度く報道された。なお、オンライン上で英国内のニュースを扱うIndependentによると、ロンドンの南東に位置するケント州にて、黒い被毛を纏ったラブラドールが、実に13匹もの子犬を生んだとのことである。

 

おそらくは、これに一番驚いたのは、オーナーではなく、妊娠鑑定を行った獣医師ではないかと、筆者は推察している。なぜならば、獣医師は、胎児の数を5~6匹と予想していたからだ。

上記のことから、仮りの話になるが、現在勤務している動物病院にて、ラブラドールの妊娠鑑定を依頼された場合には、慎重に胎児数を算出した方が望ましいと考えられる。また、画像に添えたコメント(嬉しい悩み)に対する対応策も、オーナーと一緒に検討して頂けると幸いである。

生まれた子犬は13匹で、犬の乳腺・乳頭は10個(5対)。みんな仲良く一緒に授乳という訳にはいかないことが非常に悩ましいのではないでしょうか。

 

参考ページ:

https://www.independent.co.uk/life-style/labrador-puppies-litter-largest-dog-crufts-kennel-club-a9173031.html


コメントする