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Community Dog Wash 2019~収益をペットの治療に充てるタフツ大学の慈善活動~

投稿者:武井 昭紘

海外では、ペット業界に関わる多くの企業・組織が、動物のための慈善活動に非常に積極的で、ホームレスが飼育するペットへの診察サービスワーキングドッグを対象にした無料眼科検査ウサギの無料健診など、実に多種多様なイベントが企画・実行されている。一方で、日本の動物医療業界およびペット業界に眼を向けると、依然として、海外の「それ」には遠く及ばず、慈善活動よりも、資本主義に基づいた営利活動のみに集中する企業・組織が多い印象を受ける。

そこで、今回では、本国でも慈善活動が盛んになることを期待して、直ちに実践できそうなチャリティの一例を紹介したいと思う。

 

9月6日、金曜日。

ニューヨークの北方、ボストンに程近い場所に位置するタフツ大学が、「Community Dog Wash」というイベントを開催するとツイッターアカウント(@tuftsvet)で発表を行った。なお、同大学によると、このイベントでは、獣医学部生たちが一般家庭で飼育されている犬にシャンプーして、彼らの耳や爪をキレイにし、その収益を、費用負担が壁となっている要治療のペットへと還元するとのことである。

 

シャンプーだけなら、10ドル(約1069円)。
シャンプーに耳洗浄と爪切りを加えて、18ドル(約1925円)。
そして、愛犬が、より可愛くなって、チャリティにも参加できる。

自分が愛する犬のために、また、誰かが愛する犬のために、支え合う精神が、アメリカだけではなく、日本の動物医療業界へも広がり、深く浸透していくことを切に願っている。

2018年に開催されたCommunity Dog Washの様子は、タフツ大学のホームページに公開されておりますので、是非、ご覧下さい。

 

参考ツイッターアカウント:@tuftsvet


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