昨日、8月26日は、National Dog Dayと呼ばれる記念日であった（アメリカ大陸では当日ということになろうか）。
故に、SNS上では、犬への感謝や想い、犬のために出来ることなどを綴った投稿が続々とアップされており、今現在でも、インターネットが繋がる電子機器さえあれば、誰しもが、世界中で如何に「犬」という人間のパートナーが愛されているかを強く体感できる状況にあるのだ。
と、その中に、気になるハッシュタグを見つけた。
「#FarmDogOfTheYear」
この言葉を添えられていた無数の画像・動画には、広大な農地、体の大きな牛、積み上げられた木材、首（こうべ）を垂れる稲穂などを背景に、生き生きとした可愛らしい犬たちの姿が収めらていた。そして、獣医師および動物看護師には馴染み深い製薬メーカーの一つ、バイエル社が、同ハッシュタグとともに、下記に示すツイートを発信していたのである。
『Farm Dog Of The Yearに輝いたあたなのワンちゃんに、カゴ一杯のオヤツとオモチャを！』
このような動物福祉を考えた「犬に優しいイベント」は、犬を幸せにするだけに留まらず、ペットライフを楽しむ人々の心を豊かにし、動物医療関係者に「命の尊さ」を改めて訴えかける効果があると、筆者は考えている。つまり、診察やペットホテルで担当している犬、ひとりひとりに、彼らを愛するオーナー（家族）が居るという至極シンプルだが大変に重要なことを、「National Dog Day」、「Farm Dog Of The Year」といった様々な犬に纏わる記念日やイベントが教えてくれていると思うのだ。
読者の皆様は、8月26日に、何を思うだろうか。忙しい診療業務の合間に、ほんの僅かな時間だけでも考えて頂けると幸いである。
日本の動物関連企業または動物病院でも、今以上に、犬を幸せにする記念日やイベントが数多く設けられることを願っております。
参考ハッシュタグ：
#FarmDogOfTheYear
#NationalDogDay
