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世界献血者デーに合わせて発表されるBlood Donor of The Year Award 2019を受賞した2匹のペット

投稿者:武井 昭紘

6月14日は、ABO式の血液型を発見した研究者の業績を讃え、輸血療法を支える献血の重要性を啓蒙するべく、世界献血者デー(World Blood Donor Day)に設定されている記念日であるとともに、2005年から始動した王立獣医科大学(RVC)の献血プログラムへ参加している「小動物臨床におけるドナー」へと感謝の意を表明するBlood Donor of The Year Awardが発表される日でもある。故に、昨年、本サイトにて、合計で95回もの献血を達成した8匹のグレイハウンドの受賞を紹介させて頂いており、今年も、この記事を通して、受賞者を、そして、献血・輸血の大切を皆様に案内したいと思う。

なお、同大学によると、2019年のBlood Donor of The Year Awardに輝いた動物は2匹居るため、賞が二分割されおり、①Canina Donor of The Yearに9歳のゴールデン・レトリバーが、②Feline Donor of The Yearに4歳の猫が内定したとのことである。また、両者は、それぞれDEA1、Aという犬猫に最も多い血液型を有していて、①は22ユニット、②は9ユニットもの血液を提供したことも発表されている。

上記のことから、永年に渡って、この賞が英国内で継続されることを願いつつ、日本を含めた世界中の獣医科大学、動物病院にてドナーとなったペットたちへも賞(動物医療関係者の気持ち)が贈られることが、日常的な光景(常識)となることを期待している。

(画像はイメージです)
Canina Donor of The Yearを受賞したゴールデン・レトリバーのバーティは、8年間の献血活動を終えて、今年引退するとのことです。

 

参考ページ:

https://www.rvc.ac.uk/news-and-events/rvc-news/recognising-superheroes-new-rvc-awards-for-cat-and-dog-blood-donors


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