犬とは異なり、気まぐれで、楽しいことには夢中になる一方で、興味が無いことには反応しないが、フード袋の音を鳴らせば足に擦りよってきて、気が付いた時には、油断した寝姿を披露して可愛らしさを爆発させる。このような猫の姿に惚れ込み、癒され、愛おしさを強く感じ、「誰かに言わずにはいられない」くらいに愛情が溢れ出てきそうになっているヒトは、非常に多いものと推察している。
その気持ち、目の前に居てくれる猫や世界中の愛猫家に向けて、改めて発信できる特別な日が到来した。
「Hug Your Cat Day」
本稿がアップされた当日、2019年6月4日は、猫をハグする記念日に設定されており、インスタグラムを中心にして、ヒトと抱きあげられた猫の様子を撮影した画像および#hugyourcatdayというハッシュタグが数多く投稿されているのだ。故に、猫を飼育している皆様は、是非とも、愛する猫とのベストショットを引っ提げ、同イベントに参加してみることをお薦めする。
そして、あるサイトを参考にして、猫を飼っていない方々にもHug Your Cat Dayを楽しめる方法を紹介したい。それは、「猫のために出来ることをする」という着眼点に立って行動を起こすことであり、具体的には、以下に示す事項が該当する。
◆誰しもがHug Your Cat Dayに参加できるようになるポイント◆
・知人が飼育している猫を抱きしめる
・保護施設にいる猫に逢いに行く
・保護施設でボランティアをする
・保護猫を引き取ることを検討する
・保護猫カフェを利用する
上記のことを基にして、獣医師・動物看護師には、考えて欲しいことがある。
動物医療関係者として、「猫を抱きしめる」方法とは、一体何であろうか？
ストリートキャットの去勢・不妊手術の依頼を受けること。
地域猫の無料健診を実施すること。
保護猫にワクチン接種を行うこと。
などであろうか。
筆者は、いつの日か、猫のために考えられた読者の皆様の回答が伺えることを楽しみにして、Hug Your Cat Dayを過ごしたいと思う。
猫を思いっ切り抱きしめるようなキャットフレンドリーを体現した獣医療が、世界全土に拡散していくことを願っております。
参考ハッシュタグ：#hugyourcatday
