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Veterinary Nursing Awareness Month~動物看護師という存在の重要性を再認識するための啓蒙月間~

投稿者:武井 昭紘

動物看護師(獣医療技士)は、英語にてVeterinary Nurse(VN)と称される獣医師の業務を全面的にサポートする職業で、日本では、院内整備や受付(動物病院とオーナーを繋げる窓口)も務め上げ、国家資格化の議論もなされるようになってきた動物医療関連の職種である。故に、最高の獣医療サービスを目指す病院運営には、VNの存在が必要不可欠であると言って過言ではなく、動物病院の価値を決定づける大きな因子なのだと考えることができる。

そのような背景の中、イギリス動物看護師協会 British Veterinary Nursing Associationは、2005年に定めた国際動物看護師デー(National VN Day)を発展させ、2012年から動物看護師啓蒙月間(Veterinary Nursing Awareness Month、VNAM)を5月1日~31日の1ヶ月間に設けている。なお、同啓蒙活動では、#vnam19や#whatvnsdoというハッシュタグとともにSNS上に「動物看護師のお仕事」に関する投稿がなされるとともに、ビーチクリーン、ウォーキング、小学校でのトークイベントなど、様々な取り組みが予定されているとのことである。

上記ことから、VNAMをモデルにして、本国でも、獣医師、オーナー、ペットの三者にとって大変に重要な「動物看護師」という存在を広く一般に周知するための啓蒙活動が積極的、且つ、頻繁に行われることを切に願っている。

動物看護師の皆様は、是非とも、紹介したハッシュタグを添えて、ご自身が携わる仕事の尊さを発信して頂けますと幸いです。

 

参考ページ:

https://www.bvna.org.uk/about-us/veterinary-nursing-awareness-month


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