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猫の幸せを願うチャリティー団体がカレンダー制作のために選んだ13枚のベストショット

投稿者:武井 昭紘

世界的にみても、オーナーが所有権を放棄したために保護される動物は非常に多く、命に対するブーム・流行(英国ではフレンチ・ブルドッグ、日本では秋田犬など)が起きる度に、殺処分件数が右肩上がりに急増することは、大変に心を痛める悲しい現象であると思う。故に、広く一般に終生飼養(または責任ある所有権)を啓蒙していく重要であると言えるのだが、現時点で保護している動物の管理にかかる費用の調達方法を検討することも、非常に大切な取り組みの一つであると考えられる。

そこで、イギリスで猫の福祉を願って活動する慈善団体International Cat Care(iCatCare)は、活動費を賄うための2019年版カレンダーの作製にあたり、グローバルな幼猫写真コンテストKittenhoodを行ったことを発表するとともに、同コンテストで選出された12枚の写真が、ウェブサイト上に掲載されている。なお、1ヶ月1枚ごと、12ヶ月分のページを飾るとするならば、1枚多く公開されており、iCatCareによると、「13枚目の写真」は2019年が12月を迎え2020年に突入する、その瞬間をお知らせする大切な1枚なのだとのことである。

上記のことともに、最近よく目にするようになったクラウドファンディングでは出資者への返礼を用意していることを考慮すると、効率良く資金を集めるには貨幣価値とは異なる「お返し」が必要で、本国の動物保護団体が試みるべき資金調達法のヒントが、iCatCareの作成するカレンダーに隠されているのではないだろうか。

13通りの愛され方をしている猫たちの様子を、是非、リンク先にてご覧ください。

 

参考ページ:

https://icatcare.org/photography-competition/2018


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