ヒアリは昨年5月に兵庫県尼崎市で国内で初めて侵入が発見された。その後も12都道府県で26件確認されており、中国や台湾からの貨物が到着する港湾内で見つかっている。
国立環境研究所は8日、ヒアリの侵入を早期に発見するため、DMAによる検出キットを開発したことを発表した。
記事によると、今までヒアリの判定は専門家がアリ固体を顕微鏡で1体1体観察し判定していたため、判定するまで数日かかっていた。開発されたキットは捕獲した多数のアリをすり潰し抽出したDNA溶液に、試薬を混ぜて温めることで、ヒアリ特有のDNAに反応して液体が白濁するという。
キットは約1000円で、今年度は自治体などに無償配布し、2019年度以降はヒアリ発生状況に応じて生産していくそうだ。
会見した研究所の五箇公一生態リスク評価・対策研究室長は「より簡便、迅速にヒアリの有無を調べ、早期の防御を図れる」と説明
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050800934&g=soc
<時事ドットコムニュース 2018/05/08-17:55>