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札幌 国内初、キタキツネの高病原性鳥インフルエンザ感染 円山動物園一部閉鎖 

投稿者:AsaT

札幌市内でカラスとキタキツネが高病原性鳥インフルエンザ感染していたことがわかり、札幌市の円山動物園は対策として、一部の動物舎を閉鎖にした。

動物園では、2022年3月29日に札幌市内で回収された死亡野鳥(ハシブトガラス)からA型鳥インフルエンザの陽性反応が確認され、4月4日に高病原性鳥インフルエンザと判明したことが北海道から発表があり、「熱帯鳥類館」「カンガルー館」「キリン館1階」を閉鎖したと発表。

記事によると、3月29日に回収された、高病原性鳥インフルエンザが確認されたカラスの死骸と同じ場所で見つかった、キタキツネの死骸からも「高病原性鳥インフルエンザ」を検出。感染したカラスの死骸を食べたことが原因とみられていて、哺乳類の感染確認は国内では初めて。

道内では今年に入り、野鳥では過去最多となる29例の高病原性鳥インフルエンザ感染が確認されている。北海道大学獣医学研究院・迫田義博教授は、「いま渡り鳥たちはちょうど南から北にシベリアに帰っていく時季。鳥が動いている時季なので、ウイルスも一緒に動いていたんだろうと。そもそも、これはコロナもそうでしょうけど、同じ動物が密に集まっていればそれはその動物間での感染のリスクになる」。

人への感染の恐れについては、「死んだカラスを生のまま食べれば感染しますよ多分。だけれども、よっぽどのことをしない限りは大丈夫だと思います。決して強いウイルスではないので、日ごろの消毒であったり手洗いだということを励行してもらえれば、人に感染するということを過度に心配する必要はないと思います」と迫田義博教授は話す。

札幌市内でも日常的に公園やゴミ置場など色々な場所でカラスの群れが見られる。「密」の状態が、鳥インフルエンザの感染拡大につながっていると指摘されており、鳥への感染を防ぐため、一部の施設が円山動物園では閉鎖された。

迫田義博教授は、今回のキツネのように哺乳類に感染する可能性があるため、特に注意が必要なのが「ペット」だとし、「海外では犬や猫や動物園のトラに感染した例は過去にある。犬の散歩をしていて、犬が先にカラスの死骸を見つけることもあると思うので、死体だと思われるときは犬がそっちに行かないようにしてもらって」と説明。

渡り鳥が飛来しカラスが集団で行動する5月ごろまでは、感染が広がる可能性が高いとされ、予断を許さない状況が続く。

死んでいたり衰弱している野鳥を見つけた場合は、絶対に素手で触らないようにしましょう。触った手で目や口、鼻を触ったりすると、感染の恐れがあります。間違って野鳥やフンなどに触れてしまったら、手洗いとうがいをしましょう。フンを踏んでしまった場合は靴底を洗いましょう。


https://www.htb.co.jp/news/archives_15481.html

<2022/04/05 HTBニュース>

https://www.city.sapporo.jp/zoo/torikumi/20220330torihuru.html

<円山動物園ホームページ>

札幌 国内初、キタキツネの高病原性鳥インフルエンザ感染 円山動物園一部閉鎖 (写真と記事は関係ありません)

 

 

 


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