ウクライナ各地ではロシア軍攻勢で家を追われ、市民はペットと一緒に避難を余儀なくされている。ブリーダーが犬や猫を置き去りにしたり、ペットの保護施設が砲撃に遭い小さな命が失われた所も多くある。
ニュース等で避難する人々がペットと一緒に列車に乗り込む様子が伝えられているが、大型犬の避難は容易ではない。実際は愛犬を想い、首都キエフにとどまる市民もいる。ロットワイラーを飼う女性ユリヤさん（28）は時事通信の電話取材に、首都キエフにとどまったが「散歩にあまり行けなかった」と不自由さを説明した。
西部リビウからキエフに餌を運ぶ動物保護団体「Uアニマル」は6日、「不幸にも日々悪化するニュースに触れている」とSNSで発表。「南部ミコライウで保護施設が攻撃され、猫100匹が死んだ」との情報を明らかにし、激しい砲撃にさらされた北東部チェルニヒウの路上で息絶えた犬も少なくないと紹介。ネット上では、捨てられたペット保護の訴えが後を絶たない。
ポーランドの国境に避難してきた人は「避難バスは人のためだけのものだったので、（ペットを連れて）自分たちで車を運転した」と話す。ウクライナとの国境の町ポーランドのメディカでは、獣医たちが、ペットフードの無料提供などの支援活動をしていて、1日におよそ100組が訪れる。自宅にペットを置いてこざるを得なかった人も多く、ボランティア団体が、ウクライナ国内から救出する活動を行っているという。
キエフ動物園は6日、飼育管理を維持しつつ、犬や猫、鳥類、爬虫（はちゅう）類と暮らす市民に向け、インターネット交流サイト（SNS）でアドバイスを発信し始めた。
https://www.fnn.jp/articles/-/330607
＜2022/03/13 FNNペットオンライン＞
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030800179&g=int
＜2022/03/08 時事通信＞
ウクライナ ペット飼育も厳しい選択（写真と記事は関係ありません）
