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犬のマナーウェア 苦手なわんちゃんの対処法は?

投稿者:AsaT

外出先で飼い主さんが愛犬にマナーウェア(おむつ)をつけて散歩している姿を見かける事が増えました。犬のマナーウェアのCMもあり、飼い主さんたちにも周知され始めているようです。しかし、マナーウェアを着用させるべきか迷っている飼い主さんも多いようです。

記事によると、公園や道路の「ふん害」防止などのため、マナーとして紙おむつの使用が広がっていますが、どうしても慣れない犬も居て、対応に苦慮する飼い主さんもいます。福岡都市圏では飼い犬のふんの処理を巡り、多くの自治体が関連条例を制定。適正に処理されなかった場合、罰金が科されることもあるそうです。

以前はペット用オムツといえば高齢や病気で介護が必要な犬へ使用されていましたが、ペット同伴可能なカフェや宿泊施設、犬専用のショッピングカートが設置されている商業施設が増え、犬が家族と一緒に外出する機会が増えました。室内で飼われる犬も増加し、外出先で周囲に配慮したり、部屋での粗相を防ぐため、マナーウェアの需要が高まっています。

しかし、どうしても苦手な犬がいるのも事実で、マナーウェアを着けると排泄できなくなったり、マーキングができないことがストレスになる場合も。家庭で着けっぱなしになると、尿焼けや皮膚炎につながることもあります。

ただ、マナーウェア着用の動きは広がっていて、東京農業大農学部の増田宏司教授(動物行動学)によると、2011年の東日本大震災後に作成された「ペットの同行避難」を原則とする指針では「人間社会の最低限のマナーを身に付けさせることが、飼い主の義務になった」ことも拍車を掛けているといいます。

増田教授によると、マナーウェアが苦手な犬にはまずは片足だけ入れて褒める、次は両足。そして少し散歩に行って褒める。犬が嫌がっていないことを確認しながら徐々に慣らして行くのが望ましく、楽しく覚えさせる事が大事だとしています。

近所の公園や街中でも「糞尿禁止」の場所が増えているため、マナーウェアについて動物病院などでも相談や問い合わせが増えるかもしれません。

犬の排せつケア製品市場の規模は、おしゃれなおむつが登場する前の2013年に比べて約10%拡大。これまでは敷物タイプのトイレシートが全体の9割以上を占めていたが、おむつの割合が急増し、現在は2割を超えている。


https://www.nishinippon.co.jp/item/n/563643/

<2019/11/29 西日本新聞>

犬のマナーウェア 苦手なわんちゃんの対処法は?(写真と記事は関係ありません 写真:PhotoAC)

 


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