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豚コレラ「CSF」へ呼称変更

投稿者:AsaT

農林水産省は11日、「豚コレラ」の呼称を変更し、英語名の「CSF」に変更すると明らかにしました。豚コレラは昨年9月、国内で26年ぶりに発生。今年に入っても終息がみえないため、10月よりワクチンの摂取が開始されています。

記事によると、CSFは「Classical Swine Fever(クラシカル・スワイン・フィーバー)」、古くからある、古典的な豚の熱病という意味の英語の略で、アメリカなどで国際的に使われている用語だそうです。

豚コレラは人の伝染病であるコレラを連想させるが、人に感染する恐れはなく、消費者に不要な不安や不信を招かないようにするためとしています。

農水省が設置する豚コレラなどの対策を話し合う委員会の委員長を努める獣医師の津田知幸さんによると、「豚コレラ」の病名は1800年代にアメリカで命名されたことに由来しているといいます。

科学的にはウイルスによって起こる豚コレラと、細菌で起こる人のコレラとは無関係。家畜の伝染病を監視している国際機関であるOIE=国際獣疫事務局でもCSFが正式名称として使われているため、日本でも英語表記のCSFを使うことが好ましいとしています。

また中国などアジアで感染が拡大している「アフリカ豚コレラ」も「African Swine Fever」から「ASF」の名称を使います。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191112/k10012174161000.html

<2019/11/12 NHK NEWS WEB>

豚コレラ「CSF」へ呼称変更(写真と記事は関係ありません PhotoAC)

 


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