ニュース

海外 産業

今年は2000億元突破 中国のペット関連消費

投稿者:AsaT

中国ではペットを飼う世帯が増えており、ペットに関連する消費が大きく伸びています。
日本でもペットを家族として大切にする世帯が増えていますが、中国でも同様の動きがあるようです。

記事によると、中国のペットコミュニティーサイト「狗民網」とペットフェアアジアが共同で発表した「2019年中国ペット業界白書」によると、都市部における犬や猫のペットに関する消費市場規模が今年、前年比18.5%増の2024億元(1元=約15円)になると予測されました。

犬や猫の数は前年から8.4%増えて1億匹近くになっており、「90後」と呼ばれる1990年代生まれの世代が中国のペット消費の中心となり、高学歴で中流・富裕層の割合がさらに増えたことも分かったそうです。

「狗民網」の劉暁霞(Liu Xiaoxia)最高経営責任者(CEO)によると、「中国の人口の高齢化と少子化という二つの流れが、ペット人口増加の大きなプラス要因となっている」と指摘。20年前は防犯やネズミ捕りという機能的価値だったペットは、家族の一員と考えられるように変化してきており、白書によると飼い主の約6割がペットを自分の子どもとみなしているのだとか。

また、中国人のペットに対する意識の変化と中流層の増加により、ペットのQOL(生活の質)改善に向けた動きも高まっています。英調査会社ユーロモニターは、中国の飼い主の間でペット栄養食への支持が高まっており、バランス栄養食や食事療法に対する関心も増えつつあるとしています。

ハイエンドのペットフードの売上が急速に伸びており、今後はペットの衛生用品や衣服、家具などにも高級化がみられるとされています。

ユーロモニターの調査も中国のペット消費市場が今後5年間で年平均18.2%成長し、2024年には世界の市場の8分の1以上を占めると予測している。



https://www.afpbb.com/articles/-/3258768

<AFP BBNEWS 2019/12/11>

今年は2000億元突破 中国のペット関連消費

 


コメントする