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神戸 王子動物園 パンダ専属の研究員を初募集

投稿者:AsaT

上野動物園では2017年6月にパンダの赤ちゃん香香(シャンシャン)が生まれ、来場者が増加しました。シャンシャンはすくすくと大きくなり、今月から母親のもとを離れる「ひとり立ち」の準備が進められています。

現在、国内では3つの動物園で全10頭のパンダが飼育されており、恩賜上野動物園(東京都)に3頭、アドベンチャーワールド(和歌山県)に6頭、神戸市立王子動物園(兵庫県)に1頭のパンダが飼育されています。(2018年12月21日現在)

その内の1つである「神戸市立王子動物園」が、ジャイアントパンダの繁殖や飼育の研究を充実させるため、パンダ専属のの飼育研究員を初募集しています。

記事によると、阪神大震災からの復興シンボルとして中国から貸与された、メスの旦旦(タンタン)について、中国側が2年後の契約満了を前に研究成果を求めおり、同園では貸与延長に向けて本腰を入れたい考えのようです。

2000年にオスの興興(コウコウ)と一緒にタンタンは中国から来園。10年の貸与契約は5年ずつ2度延長され、現在の契約は2020年(平成32年)に満了を迎えることになっています。タンタンとコウコウは2度の人工授精を行い、妊娠はしたが繁殖には至りませんでした。2010年にペアのコウコウが亡くなってしまい、現在はタンタンが一人で同園で飼育されています。

中国からは今年5月、訪中した市議団に研究結果の乏しさの指摘があり、来年6月までに研究総括と展望を盛り込んだ報告書の提出が求められている状況。同園は飼育員2名と獣医師がタンタンの世話をし研究も行っていますが、より研究環境を充実させるため、研究や飼育補助を行うパンダ専属の研究員を募集することになった形です。

採用は1人で、専門学校や大学、大学院で生物、畜産、動物関係の専門課程を卒業した人や卒業見込みの人が対象。小論文や面接などで選考する。任期は来年4月から1年ごとの更新で最長36年まで。申し込みは来年1月10日までに同園(078・861・5624)。


参照元リンク

<2018/12/18 産経新聞>

神戸 王子動物園 パンダ専属の研究員を初募集(産経新聞)

 


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