予防接種の記録を残すことは、健康状態を知る上でとても大切なものです。病院でも記録があることで、スムーズに診療が行えます。米大学の技術者らが、予防接種歴を皮膚下に記録する手法を考案しました。
記事によると、米マサチューセッツ工科大学の技術者らは18日、新たに開発した染料を使うことで、患者の予防接種歴を皮膚下に記録する手法を考案したと発表しました。この染料は肉眼では見ることができず、特殊なスマートフォンで読み取り可能な近赤外線を発することで確認できるそうです。
量子ドットと呼ばれるナノ結晶で塗料ができており、医療記録があいまいな発展途上国での利用が特に期待されています。
動物にもこういった塗料を使った予防接種などが広がるかもしれません。
慈善財団「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」の支援を受けている研究についての論文が、米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に掲載された。
https://www.afpbb.com/articles/-/3260243
<2019/12/19 AFP BBNEWS>