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オランダ 牛用ロボットトイレ アンモニア排出削減

投稿者:AsaT

牧場や農場では管理システムや搾乳・給餌ロボットなどの利用が増えていますが、オランダの農場ではロボットアームを使った牛用小便器が開発されました。

記事によると、発明家兼実業家であるヘンク・ハンスカンプ(Henk Hanskamp)氏は、新型の牛用ロボットアーム小便器「牛トイレ(Cow Toilet)」の開発に携わり、環境被害を引き起こすアンモニアの排出を削減しようとしているそうです。

この装置は牛の背後に設置され、牛が餌を食べ終わったところでロボットアームが乳房近くの神経を刺激して排尿を促すというもの。牛は1日平均15~20リットル排尿をするため、この装置でその一部を回収する形です。すでにオランダ東部の町ドゥーティンヘム(Doetinchem)付近の農場で試験運用が開始されています。

農場の牛58頭のうち7頭がすでに牛トイレの使い方を覚え、刺激がなくてもこの装置で排尿できるようになったそうです。ハンスカンプ氏は2020年までに「牛トイレ」を発売したいと話しています。

試験運用に参加している獣医、ヤン・フェレマ(Jan Velema)氏はオランダ紙フォルクスクラント(De Volkskrant)に対し、「牛舎は前より清潔になったし、地面も前より乾燥している。湿っていない方が牛たちのひづめにもいい」と語った。


https://www.afpbb.com/articles/-/3218410

<2019/03/30 AFP BBNEWS>

オランダ 牛用ロボットトイレ アンモニア排出削減(写真と記事は関係ありません 写真:AC Phoro)

 

 


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