ニュース

防疫・衛生 政策

農水省 7月からジビエ肉認定制度 国が認めることで消費拡大狙い 

投稿者:AsaT

狩猟した野生鳥獣の肉「ジビエ」はフランスの言葉で、ヨーロッパでは古くから伝統料理として知られている。日本でもジビエ肉を食べれるレストランやビストロが増えており、注目が集まっている。農水省は一定の基準を満たしたジビエ肉に「国産ジビエ認証」の制度案まとめた。

記事によると、鹿やイノシシのジビエ消費が伸びない課題の1つに、消費者や飲食店が衛生的に不安を持っていることが研究機関の調査で分かっており、品質や衛生面を国が認めることで消費拡大を後押ししたい狙いで、早ければ7月開始予定。

同制度では①解体処理時の衛生管理②切り分け方③搬入時の保管温度のデーター管理などに一定基準を設け、それを満たす食肉処理施設を認証。認証を受けた食肉処理施設で処理されたジビエや加工食品に国産ジビエ認証マークを付けて流通していく。

衛生管理も厚生労働省が定めたガイドラインで行い、作業時のルールも定める。ほかに異常がある肉の廃棄や枝肉の細菌検査も義務付ける。肉の切り分け方は同省と日本ジビエ振興協会が作成した「カットチャート」に従って加工されるという。

イオンスーパーでは一部店舗でシカ肉を販売しているが、まだまだメジャーではないようだ。ジビエ肉が今よりも安全に手軽に摂取できれば、お店以外でも家庭でジビエ肉が楽しめる日も近いかもしれない。

同省は制度案について23日までパブリックコメントを受け付ける。その後、審査など実務を担う認証機関を決め、早ければ7月にも始動する。


https://www.agrinews.co.jp/p43777.html

<4/11(水) 13:50配信 日本農業新聞>

「国産ジビエ認証」のマーク

「国産ジビエ認証」のマーク

 

 

 

 

 


コメントする