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被災者とペット「避難所で同室は無理かも」 環境省改定

投稿者:AsaT

災害が起きた時、大切なペットとどのように避難すれば良いのか?「同行避難」はペットと一緒に避難所まで移動するが、一緒に過ごせるとは限らない。「同伴避難」はペットを連れて避難し、可能であれば避難所でも一緒に過ごせる。

記事によると環境省は25日、災害時のペット対応のガイドラインを改定し「同行避難」を基本とし、避難所のルール次第では同室で過ごせないことを明確化。トラブルを避けることを目指すという。

2011年の東日本大震災ではペットと避難に迷い、やむを得ずペットを置き去りにしたり、放して避難するケースがみられ、しつけやペットにも地震への備えが必要であると認識させられた。そのため2013年に環境省は同行避難を基本とするガイドラインを作成し、各自治体には受け入れ可能な避難所へ誘導するよう推奨していた。

しかし、2016年の熊本地震ではガイドラインだけでは判断できず、避難所に入れない飼い主からの苦情、室内に連れ込んだペットへの苦情など問題が続出したという。

今回発表された改訂版のガイドラインでは「同行避難は避難所でペットを人間と同室で飼えることを意味しない」と明記。避難所の規模によっては同室で過ごせる可能性もあるが、屋根のある廊下やブルーシートをかけたサッカーゴールにペットの避難場所を設ける場合があると、例示されたそうだ。

今回ガイドラインが改定された理由として、動物アレルギーのある人や動物が苦手な人への配慮があるという。日ごろから「ケージに慣れさせる」など普段のしつけが必要であるとも明記している。

 指針は主に犬や猫、鳥などが対象で、27日から環境省のウェブサイトで公開する。


参照元リンク

<2/26(月) 12:13配信 朝日新聞DIGITAL>

口永良部島の火山噴火の際、避難所の外につながれた飼い犬=2015年5月、鹿児島県屋久島町、池田良撮影

口永良部島の火山噴火の際、避難所の外につながれた飼い犬=2015年5月、鹿児島県屋久島町、池田良撮影

 

 


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