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香港政府のコロナ対応を喰い止める請願書の署名を集める動物虐待防止協会

投稿者:武井 昭紘

2021年1月18日。
YAHOO!ニュースに衝撃的な内容が掲載された。
「香港政府、ハムスターなど約2000匹の処分命令―コロナ感染の疑いで」

何でも、香港政府は、国内のペットショップ「リトルボス」で販売されていたハムスター約10匹がデルタ株に感染していたという事実を受け、国外から輸入されたハムスターが新型コロナウイルスの感染源となっている疑いがあるとして、ハムスターの処分を命じたという。また、当局は更に強い態度を示しており、ハムスターを販売するペットショップ(国内に34店舗)の即時休業を命じ、近々でハムスターを購入したヒトにハムスターの引き渡しを求めているそうだ。そして、リトルボスからハムスターを購入したヒトは強制的に隔離施設へと収容する意向だとのこと。加えて、ハムスター、チンチラ、ウサギなどの小動物を約2000匹処分すると発表した。

 

そこで、香港の動物虐待防止協会(Society for the Prevention of Cruelty to Animals、SPCA)は、動物福祉と、ヒトと動物の絆に重大な懸念が生じていると訴え、当局のコロナ対応を喰い止める請願書の署名を集める活動を開始した。

と同時に、小動物のオーナーに呼び掛ける。
『パニックにならいように、そして慌ててペットを捨てたりしないように』と。

 

1月24日現在、署名は38000件を超える。
果たして、この数はどこまで伸びて、当局の態度を変える影響力をもつようになるだろうか。今後の動向に注視するとともに、小動物とヒトが香港で幸せに暮らせる道が開かれることを願っている。

同店に勤務するスタッフも同ウイルスに感染しており、それまでの数ヶ月、香港でデルタ株は確認されていなかったとのことです。

 

参考ページ:

https://www.change.org/p/hong-kong-spca-stop-the-government-from-wrongfully-euthanising-little-boss-small-pets


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