初めは数匹だったが、猫や犬が繁殖して手に負えなくなる「多頭飼育崩壊」。NHKクローズアップ現代の2016年11月放送によると、犬や猫の多頭飼育による苦情件数は全国で年間1,800件を超えるそうです。
記事によると、神奈川県では多頭飼育崩壊を防ぐため、10匹以上の犬・猫を飼育する場合は、届出を義務化する方針を固めました。1日の県議会厚生常任委員会で県が表明したもので、横浜、川崎、相模原の政令指定都市を除く県所管域が対象となります。
全国的には8府県と4政令指定都市ではすでに導入されていて、神奈川県では飼い主の経済状況などから動物の引き取り手数料減免や届出を怠った場合の罰則規定について検討されるそうです。
県の厚生常任委員会では、来春リニューアルオープンの県動物保護センターを「動物愛護センター」に名称変更すること、センター維持の財源確保として譲渡会に使うサンター内の4室の命名権を売り出す方針も表明しています。
飼い主への支援や指導を行ううえで飼育状況を早期に把握することが必要だとして、届け出制導入に踏み切ることにした。
https://sippo.asahi.com/article/11869682
<2018/10/09 sippo>
その他の参照記事
NHKクローズアップ現代https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3892/1.html