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東北の犬・猫殺処分が大幅減 ゼロ達成には至らず

投稿者:AsaT

神奈川県ではボランティア団体などの支えがあり、平成25年度から犬が5年間、猫が平成26年から4年間、殺処分ゼロを達成。全国の自治体でも殺処分ゼロを目標として、力を入れるところが増えてきている。東北でも保健所に引き取られた犬・猫の殺処分が大幅に減っているが、殺処分ゼロへの道のりは険しいようだ。

記事によると、猫は東北で年6000匹以上が殺処分されている。環境省によると、保健所がある東北6県(青森、八戸、盛岡、仙台、秋田、郡山、いわき各市)では、16年度は犬が09年度比から9割減の602匹、猫は6割減の6229匹だったという。

岩手(犬43匹、猫358匹)と山口(犬11匹、猫659匹)の減少幅が多きく、両県とも犬は9割減。福島県では4割の犬229匹、猫2383匹が殺処分された。福島県は「引き取りを断ると遺棄や虐待につながるため全頭を受け入れているが、譲渡には限界がある」と明かす。

その一方、仙台市では殺処分ゼロを継続。引き取り時に飼い主への説得を行い、譲渡にも力を入れており、12年度以降は殺処分がないそうだ。

狂犬病予防法で犬の登録が義務付けられているため、犬は飼い主への返還や指導が安易だが、猫は発情期を迎えると多く子猫が生まれ引き取り数が増えるため、各自治体を悩ませている。殺処分ゼロに向けて、課題は多くあるようだ。

野良猫に餌を与えるときには、手術やトイレ管理もするよう求める。県は「飼い主や地域住民の意識を高め、処分される猫を減らしたい」と話す。


参照元リンク

<2018/08/27 河北新報>

東北の犬・猫殺処分が大幅減 ゼロ達成には至らず

 

 

 


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