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ロサンゼルス ペットの里親が一般的 ノーキル(NO KILL )ムーブメントの現状

投稿者:AsaT

日本では犬・猫の殺処分ゼロに向けて多くの自治体が取り組んでおり、殺処分される犬・猫の数は大幅に減少しています。しかし、動物愛護団体やボランティア団体への譲渡も多くあり、団体への負担が増加している現状があります。

記事によると、飼い主の飼育放棄の理由として、引越しや家主の許可が下りないなどのほか、吠える、噛み癖がある、家族に猫アレルギーがいる、家中にマーキングするなどの理由から飼育放棄されているそうです。日本では新しい家族が見つからず、殺処分されてしまう犬・猫が年間150万頭もいるという。

ロサンゼルスでは ノーキル(NO KILL)・ムーブメントが広がっていて、里親を迎えようとする意識が一般的に浸透しています。ロサンゼルスは殺さない街(NO KILL LOS ANGELES)を5年後までに目指すと、2003年に宣言してきました。

結果として2008年までには達成する事ができませんでしたが、ロサンゼルス市長と動物愛護団体ベストフレンズ・アニマルソサエティが牽引して、現在もキャンペーンは継続されているそうです。

車社会のロサンゼルスではフリーウェイを走行すると、「里親になりましょう!」という大きな広告が目に入り、週末はペットショップ(生態販売なし)、ファーマーズマーケットなどで里親に関してのイベントが開催されています。

毎朝放送されているニュース番組でも、里親施設で保護されている犬・猫が紹介され、ハリウッドではどうぶつ愛護のためのレッドカーペットイベントを開催。また、各分野で活躍する犬と人物を称える表彰式がテレビで中継されているそうです。

全米最大級のスーパーアダプションイベント「NO KILL LOS ANGELES (NKLA)」では、各動物愛護施設から1000匹以上のも犬・猫が集まり、無料で参加できる里親イベントが開催されています。里親になるには独身や既婚は関係なく、年齢、ジェンダー&セクシャルオリエンテーション、国籍、障害、市民権の有無などは問われません。

里親になる人は身分証明書と希望者の情報記載、賃貸の場合は大家からの許可書が必要になる。低所得者の人向けのペットケアーサービスやファイナンシャルアシスタントもあるので、ペットを諦めずに迎えることができるのだそうです。

カリフォルニア州では生態販売をするペットショップは無くなり、里親目的としたショップや猫カフェが続々とオープン。2019年には、犬・猫・ウサギの生態販売を禁止する法律が施行される予定だそうです。

日本でも里親としてペットを迎える人は多くなってきたが、ロサンゼルスのように里親が当たり前になるには至っていない。ペットを迎える際に里親という選択肢があることが、日本でももっと一般的になってほしいと願う。

 

https://dime.jp/genre/556091/

<2018/06/13 @DIME>

ロサンゼルス ペットの里親が一般的 ノーキル(NO KILL )ムーブメントの現状

 

 

 

 

 

 

 


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