病気やケガから歩行困難となり、飼い主の介助のもとで散歩や排泄などを行っている動物は少なくない。義足があればまた歩くことができるケースもあるが、動物用の義足を作る人は全国で数名しかいないそうだ。そんな動物の義足を作製をしたいと夢を語る学生がいる。
記事によると、藤田宗一郎さん(26)は今春に卒業した広島国際大学(広島県東広島市)の卒業研究で、前脚を失った犬への義足を作った。動物用の義足を作る人が全国に数名しかいないため、ほとんど独学で作製したという。
大阪の大学でスポーツマネジメントを学んでいた20歳の時に、前脚を失ったウミガメに人口ヒレを作るプロジェクトに携わったことがきっかけになった。その後は大阪の大学を中退し、義肢装具学を専攻できる広島国際大学に入学した。藤田さんは動物専門の義肢装具士になるのが将来の夢だと話している。
自らもヒレの製作に加わり、専門家がほとんどいない動物の義足をつくることに興味を持った。
<朝日新聞DIGITAL 2018年4月18日>