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盲導犬の入店拒否 6割越え 飲食店で最多

投稿者:AsaT

盲導犬は2002年に施行された「身体障害者補助犬法」により、盲導犬ユーザーは一緒に施設利用や入店が保障されている。しかし、アイメイト協会が発表したアンケート調査では、6割以上の盲導犬ユーザーが入店を断られた経験があることが明らかになった。

記事によると、調査はアイメイト協会が全国の盲導犬利用ユーザー235人に向け、今年の2月~3月に実施して119人から回答を得たものだという。

アンケート結果は「昨年4月~今年2月に盲導犬を理由に入店拒否などを受けた」人は63.0%で、前回62.0%からわずかに増える結果となった。拒否された場所は飲食店78.7%が最も多く、タクシー28.0%、宿泊施設21.3%が続くそうだ。

拒否をされた場合に盲導犬ユーザーは、「その場で理解を得るため説明した」が68.0%だったが、「黙って引き下がり、特になんのアクションも起こしていない」が25.3%もあったという。

2016年4月より「障害者差別解消法」が施行されており、盲導犬ユーザーの入店を拒否することは不当な差別にあたる。私たち一人ひとりが盲導犬やユーザーについて理解し、多くの人と共有していくことが大切だ。

アイメイト協会の塩屋隆男代表理事は「盲導犬を受け入れないというのは利用者を拒否しているということであり、人権問題だ。もっと優しい社会になってほしい」と話した。


https://medical.jiji.com/news/13677

<2018年4月7日 時事メディカル>

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