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NoseID~行方不明になったり盗まれた愛犬を探すためのアプリ~

投稿者:武井 昭紘

約1000万匹。

7000~8000万匹の犬が飼育されていると言われるアメリカで、毎年、これだけの数の犬が行方不明になったり盗まれている。また、最近のニュースとして、世界的に高い人気を誇るアーティストであるレディー・ガガの犬が盗まれた事件も記憶に新しいだろう。そこで、イメージして欲しい。愛犬が盗まれた時のことを。そして、その子に似ている犬が発見された時のことを。『私の飼っている犬です!』と断言できる決定打は何であろうか。マイクロチップだろうか。顔や体の主観的な特徴だろうか。あるいは—–。

 

冒頭のような背景の中、世界的な食品メーカーMARS社が運営するペット部門Mars Petcareは、盗まれた犬の個体識別をするアプリをリリースしている。なお、同アプリは「NoseID」と名付けられている。想像に難くないかも知れないが、その名の通り、鼻(鼻紋)で認証するシステムだ。また、認証した鼻紋と個体の情報をリンクさせ、「捜索中」を訴えるリポートやポスターを簡単に作成できる機能を搭載しているという。

 

現在、NoseIDは、特定の地域限定のサービスだ。つまり、日本では使えない。しかし、行方不明になった犬は本国にも多い。それは、『捜索用のポスターを掲示して欲しい』と動物病院に依頼が来る程だ。よって、今後、日本版NoseIDが開発されることを期待するとともに、これによってオーナーの元へ無事帰還する犬が増える日が訪れることを願っている。

アプリのサイズはコンパクトで、24MBとのことです。

 

参考ページ:

https://www.techtimes.com/articles/259405/20210422/new-dog-nose-app-now-reunite-lost-dogs-owners-features.htm


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