ニュース

その他 動物福祉

「猫バンバン」で防ぐ 冬に多い車への猫侵入

投稿者:AsaT

「猫バンバン」は、車のボンネットやタイヤ周りの隙間に入り込んでしまった猫を外に逃がすためにボンネットを叩く運動です。猫がいる事を知らずにエンジンをかけると、タイヤに巻き込まれたり、驚いた猫がエンジンの奥へ入り込んでしまい、命を落とすこともあるのです。

記事によると、「猫バンバン」は、元は日産自動車の公式アカウントのツイートから始まったもので、最初の最初のツイートは2015年11月19日でした。反響は大きく、クルマ好きだけでなく猫好き、動物好きにも広く拡散されたそうです。

日産自動車の公式アカウントのつぶやきから始まった「猫バンバン」は、現在ではプロジェクトとしてロゴマークを作ったり、ステッカーを配布したり、動物愛護団体などとコラボするなど、毎年の活動として定着しています。

また、JAF(日本自動車連盟)によると、「猫バンバン」が定着する前から猫救出や小動物トラブルでの出動があり、JAFでも2012年からSNS等で「寒い日、猫が多い地域ではボンネットを叩いてトラブルをふせぎましょう」という注意喚起を行っています。猫に限らず、鳩、蛇など小動物でも起きており、出動要請も少なくないのだとか。

JAFは2017年から「エンジンルームに猫」という出動要請項目の統計を1月の1か月間に取っており、2018年には19件、19年には25件、2020年は42件(うち9件はエンジン始動後に発覚)ほど起きているそう。

なお、猫バンバンをするときには注意点があり、コンコンと軽くノックするかボンネットをトントンするイメージで、中の様子を確認するくらいがよいそう。物音への反応があればボンネットを開けるなどして確認するようにします。あまり大きな音で叩くと猫が驚いて奥に逃げるなど、逆効果になるため注意が必要です。

寒くなると暖かい車に猫が寄ってくる確率は高くなります。車に乗られる方は「猫バンバン」を頭の片隅に置いてエンジンをかけられるとよいでしょう。

エンジンやトランスミッションの隙間、トランスミッションとバルクヘッド(エンジンルームと車室の仕切り)の間、エンジンマウントの上など、どうやって入ったのか? というところにも入り込める。猫の液状化を甘くみてはならない。


https://reanimal.jp/article/2020/11/19/1213.html

<2020/11/19  REANIMAL>

「猫バンバン」車に乗る前にチェックを!(写真PhotoAC)

 

 


コメントする