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奈良 ボランティアで犬・猫用の車椅子を手作り

投稿者:AsaT

ペットがケガや病気、高齢で歩行困難となった場合でも、歩行を手助けしてくれる犬・猫用の車椅子があります。しかし、犬・猫用の車椅子は「オーダーメイド」が基本になるため、値段が高くなり、購入したいが値段がネックになることがあるようです。

記事によると、奈良県平群町の松本好史さん(65)は、ホームセンターで調達できる材料で、犬・猫用の車椅子を材料費のみのボランティアで請け負っています。きかっけは6年前、愛犬のトイプードル「ジュピター」(雄、8歳)が椎間板ヘルニアになり手術をしたが、後ろ足が左右とも動かなくなりました。

そこで、犬用の車椅子を購入しようとしたが、動物病院から17万ほどかかると言われ、専門知識はなかったが「自分で作ろう。絶対歩かせてやろう」と決めたそうです。しかし、パイプを曲げるにも専門の機械が必要で、素人には手が出せませんでした。

松本さんはホームセンターで売っている、お年寄りらに愛用されている買い物カートを分解し、使用されているアルミパイプを活用。ジュピターの体格に合わせてパイプを切断し、反発力をつけるために一回り小さいパイプを中に入れ、タイヤをハの字に傾けて小回りがきくように工夫したそうです。

ほかにも、後ろ足を乗せるステップは100円ショップで購入したプラスチック製のカゴを利用し、水道用パイプを曲げて胴を支える座椅子の部分を作製。材料費は小型犬で2万5000円、大型犬は4万~5万円程度で作れるそうです。

松本さんは評判を聞いた全国の飼い主さんからの依頼で、これまでに35台の車椅子を作ったそうです。すべてオーダーメイドで図面も自分で引いています。大切な愛犬への思いからスタートした松本さんのボランティア活動は、多くの飼い主さんとペットたちの希望の光になっています。

昨年12月にサラリーマン生活にピリオドを打ち、9月に富山市から、出身の関西にある平群町に引っ越した。松本さんは「体が動く限り、依頼があれば応えていきたい」と話す。問い合わせは松本さん(090・2045・0674)


参照元リンク

<2018年11月06日 10時28分 YOMIURI ONLINE>

奈良 ボランティアで犬・猫用の車椅子を手作り(YOMIURI ONLINE)

 

 

 


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