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長野 返礼品なしでも人気 動物を救う「ふるさと納税」

投稿者:AsaT

ふるさと納税は応援したい自治体に寄附ができ、税金の控除や返礼品がもらえるため、魅力的な仕組みだ。返礼品が豪華すぎたり、返礼品競争がたびたび問題になっているが、犬猫殺処分を減らすことが目的のふるさと納税が人気になっているようだ。

記事によると、長野県の千曲市では10月、飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行う住民有志らに対し、手術費の一部を助成する事業を開始。費用はふるさと納税の仕組みで資金を調達する「ガバメントクラウドファンディング」で賄い、補助金は1匹あたり2,500円~5,000円だという。

寄付は12月末まで受付をしており、すでに目標の100万円を上回る約115万円が集まった。返礼品はないが、寄付者は70人を超えている。同県の佐久市でも同様の取り組みを行われ、5~6月末に目標額の2倍以上の204万5000円が集まっている。

長野市ではふるさと納税の利用者が使い道を選択できる。選択肢の1つとして2017年度より「動物たちの命を守るプロジェクト」を設けている。犬猫の殺処分ゼロを目指すため、保健所に収容された犬猫の譲渡を推進。集まった寄付金は、収容施設の整備費や収容した犬猫の飼育代などに充てられる。

長野県(長野市を除く)では2017年度に犬497匹、猫1274匹が収容され、犬12匹、猫429匹が殺処分された。

犬109匹、猫1750匹が殺処分された12年度に比べると、大幅に減っている。同課の担当者は「ボランティアの協力などで、譲渡される犬猫が増えたことが要因」と話す。


参照元リンク

<2018年11月06日 YOMIURI ONLINE>

長野 返礼品なしでも人気 動物を救う「ふるさと納税」(写真と記事は関係ありません photo-AC)

 

 

 


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