猫を飼っていて困るのは留守をした時の世話ではないだろうか。泊りがけの出張や旅行などで家を空けた時、ご近所さんが世話をしてくれたら…。そんな願いを叶えるマッチングサービスが登場したそうだ。
記事によると、2月22日猫の日からサービスがスタートした「nyatching(ニャッチング)」というWEBサービスは、ご近所の飼い主同士が互いに猫の世話をし合えるというもので、現在は試験版で運用されていて東京23区と福岡市のみで利用できる。
飼い主と飼い猫の情報を登録すると、近隣エリアで猫を飼っている人が自動的に表示される。気になった相手がいた場合、フェイスブックの友だち申請にあたる「マーキングボタン」を押し、相手側もマーキングボタンを押してくれれば、マッチングが成立する仕組みだそう。
このサービスを立ち上げた株式会社nyans代表取締役・谷口紗喜子さんは、小さな頃から動物が好きで飼っており、社会人になって1人暮らしをしてからも猫を飼っていたが、毎月出張があって預け先に困った経験があるという。
猫をペットホテルに預けていたが、ほかの犬や猫と過ごさなくてはならず、狭いケージに入れられてストレスから震えて帰ってきたことがあった。ペットシッターの利用もしたが、1回数千円の費用がかかってしまい、猫を飼っている近所の友人に頼めたら…。と考えたのが始まりだそう。
また、飼い主さんの自由だが、マッチングが成立した人とは実際に会って、相性や生活環境を確かめると安心。交流を深めることで信頼関係が築け、留守にする時や病気・ケガなどになった時にも助け合うことも出来ると、谷口さんは話している。nyatching(ニャッチング)サービスは今年中に全国展開する予定になっている。
現在は、利用手数料の要らない「フリー会員」のみだが、今後は、猫を預けた際の保険が付いた「プレミアム会員」も新設する予定だ。ケガや病気の相談を24時間体制で受け付けるので、飼い主にとっては心強いサービスになるだろう。
http://diamond.jp/articles/-/167767
<2018/04/19 DIAMOND online >