大分市は、衛星利用測位システム(GPS)機能付きの首輪を高崎山自然動物園(大分市神崎)のニホンザル6頭に装着して、行動範囲を確認する調査を初めて行う。
高崎山には1522頭のサルがいるが、B群(732頭)とC群(790頭)の山での活動を確認するには尾行するしかなく、調査は困難を極めていた。
そこで、200グラムと軽量の首輪をサルに装着して調査を行う。首輪は数年で劣化すると自然に外れるためサルへの負担が少ないという。
市教育委員会によると、データは今後の基礎資料とし、園周辺の食害対策などにも生かすという。「去る(サル)者を追う必要がないので助かる」と関係者。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/282152
<西日本新聞 10月17日(月)11時13分配信>