ニュース

その他

ペットボトル回収犬 相棒あらわる

投稿者:AsaT

プラスチックごみの海洋汚染が問題視されるなか、高知県の黒潮町でペットボトルを拾い集める犬がいる。

記事によると、高知県の黒潮町の海岸でせっせとペットボトルをくわえて回収する姿が人気となっているのは、ボストンテリアの雌の「いくら」だ。同町の入野海岸でこの6年間、約3500本のペットボトルを回収した。

お掃除犬「いくら」に、新たに仲間が加わった。フレンチブルドッグの雌「ハル」(4歳)だ。土佐清水市の増田睦美さん(43)の愛犬で、プロサーファーを目指す長男で大方高校通信制2年の大那(だいな)さん(16)が出場するサーフィンの大会で、県サーフィン連盟会長の新谷信行さん(61)に連れられた「いくら」と出会ったそうだ。

ハルはいくらが毎日朝夕、浜辺を飼い主の新谷さんと約1キロ散歩しながらペットボトルを回収する姿を見て真似するようになったのだとか。

自宅から近い大岐の浜(土佐清水市)や平野ビーチや双海ビーチ(四万十市)などで息子の大那さんがサーフィンの練習をする間、ハルはペットボトルを探して歩き、約3年間で千本を集めた。ハルはいくらと間違えられて声を掛けられることもあるそうだ。

海洋プラスチックゴミの問題として、スーパーのゴミ袋有料化やプラスチックストローを使わない飲食店が広がっている。いくらやハルの活躍は、環境への配慮についてあらためて私達に考えるきっかけを広げてくれている。

睦美さんは「ハルはペットボトルが見つかるまでは絶対あきらめません」と頭をなでる。大那さんは小学6年からサーフィンを始めた。毎日のように海に通う。「サーファー仲間でも海のゴミは関心が強いです。ハルはいいことをしているんだと感心します」と大那さん。


https://www.asahi.com/articles/ASND46QC5NCZPTLC00X.html

<朝日新聞DIGITAL 2020/12/05>

ペットボトル回収犬 相棒あわらる(PhotoAC)

 


コメントする