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愛犬にもジビエ料理 広島の企業の取り組み

投稿者:AsaT

フランス語で野生鳥獣の食肉を意味する「ジビエ」は、食べられる飲食店が増えており、よく耳にするようになりました。農林水産省もジビエ利用の推進をしています。

野生鳥獣による農作物被害額は年間約200億円とされており、日本各地で侵入防止柵や駆除、食肉処理施設などの建設が進められています。野生鳥獣による被害を狩猟によって減らして、食としても活用しようという動きが進んでいます。

広島市中区にある株式会社Forema(フォレマ・広島県広島市中区榎町4-23)は、一般のジビエ肉だけでなく、ペット用のジビエ餌も数多く取り揃えています。

株式会社Foremaは昨年12月、元は同県安芸太田町立小学校だった場所にフォレマ物流センターを開設。日本全国で「害獣」として駆除された野生のイノシシやシカを、無添加のペットフードとして定期宅配する「ペットさん定期便」をコア事業としているそうです。

記事によると、同社の小泉靖宜社長(42)がジビエ肉を活用したビジネスに乗り出したのは平成28年。農作物に被害をおよぼすシカやイノシシなどの野生動物は年間約100万頭も駆除されているが、うち9割が廃棄されていることを知って、オンラインマーケットを開設。

平成29年に株式会社として法人化し、平成30年5月からはジビエ肉を無添加のペットフードとして宅配する「ペットさん定期便」をスタートしています。顧客は東京都や神奈川、兵庫、福岡の各県などで計約400人を抱えるまでに広がっています。

農林水産省は、ジビエを振興すべき理由に「被害防止のために捕獲を進めるだけでなく、捕獲鳥獣を地域資源として利用し、農山村の所得に変えるような取り組みを全国に広げていくことが重要」としています。同センターでも地元関係者3人を従業員として採用し、過疎地における雇用創出も行っているそうです。

今後は、町内にドッグラン設備を設けたり、ドッグカフェを開店したりする構想も。小泉社長は「中山間地域の活性化に一役買えれば」と意気込んでいる。


https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/200118/lif20011819500013-n2.html

<2020/01/18 産経デジタル>

愛犬にもジビエ料理 広島の企業の取り組み(写真と記事は関係ありません photoAC)

 


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