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子犬のしつけ通信講座が人気 子供のように大切な存在

投稿者:AsaT

毎月教材が自宅に届き、それぞれのペースや時間に合わせて学ぶことができる「通信教育」。小さなお子さんがいるご家庭ではすっかりお馴染みになっていますね。ペット業界でも通信教育は人気を集めているようです。

記事によると、国内の犬の飼育数は5年連続で減少しているが、世帯あたりのペットにかける費用は増加。子供を育てるように愛犬のしつけを充実させたいと願う、飼い主さんが増えているようです。子犬向け通信講座「こいぬすてっぷ」は月齢や犬種に応じて、1歳までのしつけ教本とおもちゃ、お菓子などが6点がセットされて毎月届く。

「こいぬすてっぷ」を利用している大阪府八尾市の村上麻梨奈さん(29)は、猟犬に適したジャックラッセルテリアの幼犬を育てています。運動量が増える生後5ヶ月ごろには切れにくいロープの玩具などと一緒に、散歩を本格化させる時期に合わせグルーミング(毛繕いと足拭き)を解説する教本が届きました。

月額2980円と幼児向け教育と遜色のない価格ですが、平成29年の発売から受講者は1万5千件超の人気に。同教材を扱う、こいぬすてっぷ社の石田麻実社長(33)は獣医師の資格があり、「子供と同じように小犬に向き合う飼い主が増えた」と分析。インターネット上では色々な情報が錯綜し混乱しているため、きちんとした情報をと考える飼い主さんたちに人気があるようです。

ペット業界への通信講座は今後も広がりを見せると考えられていて、株式会社カラーズーは「すくすく小犬BOX」を2ヶ月に1度発送(1回3,500円)しています。小犬を迎える前から購入できる「お迎え準備編」もあるそうです。

ほかにも、雑貨を発売する「3coins」(大阪市)ではペット用のイベント衣装やペット雑貨も取り扱っており、ハローウィンのペット用かつらは当初「売れないのでは?」と社内で不安の声が上がったが、完売するほどの人気ぶりです。

イベント仮装かつらや老犬の頭部保護商品までを扱う「ドッグマリン犬ヅラ屋」(愛知県豊田市)もここ数年で扱う販売店が一気に増えたと話しています。

今後はさらにペット用品を扱っていなかったお店でも取り扱いがみられるようになったり、飼い主さんのライフスタイルや好みによって、お店が選ばれるように進化していくかもしれません。

ペットブームに詳しい関西学院大の奧野卓司教授は「犬を家族とみなし、人と同等のサービスを求める愛犬家が増加。ペット産業の多様化は加速するだろう」と指摘する。


参照元リンク

<2019/03/01 産経WEST>

子犬のしつけ通信講座が人気 子供のように大切な存在(写真と記事は関係ありません PhotoAC)

 

 

 


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