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製薬会社 医療関係者への贈り物禁止へ 香典や供花も対象

投稿者:AsaT

国内の製薬企業各社が、医療関係者への贈り物を禁止する方向で検討を進めている。ボールペンやカレンダーなど職場で使用する物だけでなく、香典や供花も含まれることになる。

記事によると、国際製薬団体連合会(IFPMA)が2019年1月付けで、営業の倫理規定を改定し、贈り物を一切禁止するのに伴う措置。営業現場からは「香典は日本の人付き合いに重要」「文化を否定されたようだ」との困惑の声が上がっているそうだ。

これまでは国民的、文化的または宗教上の理由などから、香典や中国菓子の月餅(げっぺい)などは例外的に認められていたが、各国の社会儀礼に合った贈答品も禁止となる。加盟団体や企業は規定を順守するのが前提となる。

近年、製薬業界では公正な競争のための規制が強化されており、営業職であるMR(医薬情報担当者)による医療機関の接待を禁止している。中元や歳暮を社内規定で禁止している企業も多いそうだ。

透明性が確保され、競争がより公正になる」と歓迎する声がある。一方で、「人と人のつながりのために必要な社会儀礼。日本の文化を否定された気分」「IFPMAに加盟していない企業との差がつく」と“国際基準”の介入に困惑する声も多い。


参照元リンク

<2018/10/24 産経新聞>

製薬会社 医療関係者への贈り物禁止へ 香典や供花も対象(写真と記事は関係ありません photo-AC)


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