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ペット飼育高齢者は介護費少ない 都健康長寿医療センター発表

投稿者:AsaT

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター(所在地:東京都板橋区)は、社会参加と地域保健研究チームの「ペット飼育と社会保障費との関連性」に関する研究論文を、米国科学誌「PLOS ONE(プロス ワン)」に1月27日に発表した。

記事によると、犬や猫などのペットを飼っている高齢者は、飼っていない人に比べ介護費が半額に抑えられていることが460人の調査で分かったとする研究結果を、東京都健康長寿医療センターのチームが30日までに、米科学誌プロスワンに発表。ペット飼育による社会保障費の抑制を明らかにしたのは初めてとしている。

同センター協力研究員は、世話のために活発で規則正しい生活を送ることが介護サービスの利用軽減につながるとみている。17年に埼玉県鳩山町でペットを飼っている96人と飼っていない364人を比較。介護保険サービス利用費は飼育者が月平均676円で非飼育者1420円のほぼ半額だったことが分かった。

 本研究から、ペット飼育者と非飼育者との間で医療費に差は生じていなかった一方で、ペット非飼育者に比べて飼育者では介護費が約半額に抑制されていることが示されました。これは、ペット飼育者では、利用する介護サービスの利用頻度が低いことや、軽度の介護サービスの利用に繋がっていることが考えられます。


東京新聞

<2023/01/30 東京新聞>

https://www.tmghig.jp/research/release/2023/0203.html

<2023/01/27 東京都健康長寿医療センター プレスリリース>

ペット飼育高齢者は介護費少ない 都健康長寿医療センター発表(photoAC)

 

 

 


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