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岐阜 豚コレラ防疫措置負担 職員132人が過労死ライン

投稿者:AsaT

岐阜県内では昨年9月以降、養豚場や野生イノシシから豚コレラ感染が拡大しており、防疫措置などで従事する県職員の時間外労働が過労死ラインに達していることが明らかになった。過労死ラインとされる、月80時間越えの職員が昨年9月から3カ月間で延べ132人に上っている。

記事によると、県人事課が5課(農政課、環境企画課、中央家畜保健衛生所など)で時間外労働の確認をしたところ、延べ132人のうち93人が100時間を超過。豚コレラが発生した9月では、獣医師ら5人が250時間を超えた。11月末時点で職員3人が不調を訴え、病気休暇を取得しているという。

12月には民間養豚場3施設で、約8,000頭の殺処分などの防疫措置で行われ、過労死ラインの時間外労働があった職員はさらに増えるとみられるようだ。

県職員組合では10日、職員の体調管理への徹底や獣医師らの負担軽減などを要請する文書を県に提出。昨年12月19日から8日間、同組合は職員に調査をし、120件の意見が寄せられた。

一般職員でも可能な作業に獣医師が従事しており、要請書では適切な配置による負担軽減や健康調査、メンタルヘルス対策の確実な実施などを要望。獣医師の処遇改善や確保も改めて求めているという。

「殺処分は想像以上の激務で精神的につらい」などのストレスの訴えをはじめ、現場での指揮系統が混乱して指示がなく待たされたことや通常業務に影響が出ているなどの意見が多かった。


参照元リンク

<岐阜新聞Web 2019年01月11日 08:02>

岐阜 豚コレラ貿易措置負担 職員132人が過労死ライン(写真と記事は関係ありません photoAC)

 

 

 

 


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