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中国でペットブーム 日本企業にとって商機

投稿者:AsaT

中国ではペットブームが続いている。少子高齢化や2016年まで続いた「1人子政策」などが関係していて、ペットを家族同然に可愛がる人が増えているからだ。市場規模が伸びているペットブームは、日本企業にとって大きな商戦になっている。

記事によると、ペットの市場規模は1700億元(約2.8兆円)を超えていて、中国国営新華社通信の発表では中国でペットを飼っている家庭は年8%前後の勢いで増加。犬・猫の飼い主がペット1匹当たりに支出する年間金額は、5000元(約8万円)を超えるそうだ。

中国では国内メーカーより、信用がある海外メーカーのペットフードを求める飼い主が多い。2010年より中国市場でペット関連商品の取り扱いを始めた三井物産の中国向け事業は年50%増と急拡大。日本製品は中国で人気が高く、フードのほかにペットの爪切りやケア用品、トイレ用品など日本でよく見かける商品が並んでいるという。

日本メーカーもペットブームに攻勢をかけており、いなばペットフード(静岡市)は中国・青島工場を稼働(04年)。ドギーマンハヤシ(大阪市)は、上海(03年)、青島(14年)にペット関連商品の工場をつくり、中国展開を本格化させている。

愛犬を散歩させる市民の姿も珍しくなくなったが、ペットを保有する家庭の割合は10%弱とまだ低い。独市場調査会社GfKによると、米国の保有率は70%、日本も30%を超えており、中国市場の拡大の余地は大きい。


参照元リンク

<2019/01/31 毎日新聞>

中国でペットブーム 日本企業にとって商機(記事と写真は関係ありません photoAC)

 

 

 

 


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