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幸せを願った広告制限〜英国内における家庭犬のネグレクトへの抑止力〜

投稿者:武井 昭紘

近年、イギリスでの短頭種の人気は高まっており、フレンチ・ブルドックを例に挙げると、過去10年間の登録件数が30倍以上に急増している(2007年は670匹、2016年は21470匹)。これに伴い、非常に残念てはあるが、飼育放棄される個体も増加しており、短頭種気道症候群による想定を超える「飼いにくさ」が原因とされている。

そこで、短頭種の福祉を見つめ直す目的で組織化されたBrachycephalic Working Group (BWG)は、英国内の広告に短頭種を使用しないように求める宣言を発表した(王立獣医科大学のページを参照)。同発表に期待されている抑止力は、宣伝されている製品の販促画像・動画をキッカケとして、短頭種の購入を検討するオーナーの数を減少させることである。

上記のような活動をスタートとして、「流行っているから飼う」という衝動を断ち切り、特定の動物に対する一時的な人気と購買意欲(命あるものを一生涯に渡り世話すること)を明確に区別できる社会が実現していくことを切に願っている。

上記のような活動をスタートとして、「流行っているから飼う」という衝動を断ち切り、特定の動物に対する一時的な人気と購買意欲(命あるものを一生涯に渡り世話すること)を明確に区別できる社会が実現していくことを切に願っている。 (画像はイメージです)

上記のような活動をスタートとして、「流行っているから飼う」という衝動を断ち切り、特定の動物に対する一時的な人気と購買意欲(命あるものを一生涯に渡り世話すること)を明確に区別できる社会が実現していくことを切に願っている。
(画像はイメージです)

参考ページ:

1.王立獣医科大学のページ
https://www.rvc.ac.uk/Contents/Item/Display/21771

2.Brachycephalic Working Group (BWG)について
https://www.vet.cam.ac.uk/boas/resources-1/brachycephalic-working-group-bwg


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