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北里大学と企業の共同開発「ウシの卵巣モデル」3Dプリンターで

投稿者:AsaT

牛の繁殖技術者の技術力向上のため、北里大学と青森県平川市の製造業「アピール」は29日、3Dプリンターで牛の卵巣を再現した「技術者養成用ウシ卵巣モデル」を共同開発しました。

記事によると、「技術者養成用ウシ卵巣モデル」は牛の卵巣を触診し、人工授精適期を判定する繁殖技術者のトレーニング教材として利用するもので、同日、県庁で会見した北里大学の鍋西久博士(農学)によると、牛の卵巣モデルの開発は「調べた限り、世界初」だといいます。

繁殖技術者の養成では、農家が所有する牛で卵巣触診の訓練を行うのが一般的ですが、初心者の触診は卵巣の場所や状態を把握するのに時間がかかるため、牛に大きな負担がかかることが問題となっていました。

シリコン製で人の親指ほどの大きさの卵巣モデルは実物大で、牛の個体差や年齢によって卵巣の硬化が変わるため、硬さを3種類用意。形状や触感のほか、牛の発情周期の各段階で形成される卵胞や黄体なども再現したそうです。

アピール製造部営業課の小笠原智樹主任は「たくさんの形状を作る必要があったため、任意の形状をすぐ形にできる3Dプリンターを活用した。これを機に、畜産分野にも関わっていきたい」と話した。


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<2019/10/30 d menuニュース>

北里大学と企業の共同開発「ウシの卵巣モデル」3Dプリンターで

 

 


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