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奄美大島 野生動物の治療研究施設 獣医師の人材育成などで連携

投稿者:AsaT

奄美大島の野生動物の治療や研究を行う施設が奄美市と協定を結び、野生動物の展示など環境教育の推進や、獣医師の人材育成などで連携していくことが分かった。

記事によると、11日、奄美市役所で締結式が行われ、安田壮平市長と「奄美野生動物医学センター」の新屋惣センター長が協定書を取り交わしたという。

去年9月に開所した奄美野生動物医学センターは、野生動物に特化して、けがの治療や研究を行う専門施設で、24時間体制で治療を行うほか、野生復帰が難しいと判断された動物を適切な環境で飼育する「終生飼育」にも取り組んでいます。

協定では、野生動物の保全に対する関心を高めようと、専門家を招いて市民向けの講演会を開くほか、3年後をめどに屋外型の飼育施設を新たにオープンさせ、「終生飼育」となった野生動物を展示するなどして環境教育を充実させることが盛り込まれています。

また、奄美大島出身の獣医師や動物専門の看護師を育成しようと、子どもたちに野生動物の生態などに関する授業を行ったり、センターで島出身の人材を優先的に採用したりすることも盛り込まれています。

新屋センター長は、「野生動物の問題は、人間が関係する問題が多いので、特に地元の人の関心を高めたい。民間だけでなく、行政や県内外の大学なども合わせて大きな共同体として環境教育を進めていきたい」と話していました。


https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20250312/5050030041.html

<2025/03/12 NHK NEWS WEB>

奄美大島 野生動物の治療研究施設 獣医師の人材育成などで連携(写真と記事は関係ありません)

 


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