ニュース

山口大共同獣医学部 研究成果をまとめる 犬の認知症の発症予防と進行抑制 

投稿者:AsaT

山口大共同獣医学部の牛根奈々助教らの研究グループが、犬の認知機能不全症候群(CDS、認知症)の発症予防と進行抑制に関する研究成果をまとめた。これまで困難とされていた「発症そのものを防ぐ」ための具体的な飼育習慣を明らかにしたもので、愛犬の健康寿命を延ばす指針として注目を集めそうだ。

記事によると、CDSは、人のアルツハイマー病に似た神経変性疾患で、記憶力の低下や徘徊(はいかい)、夜鳴きなどの行動異常を招き、飼い主と犬の双方の生活の質を著しく低下させる。研究グループは、6歳以上の犬の飼育経験がある飼い主を対象に、過去の診療記録を利用した「後ろ向きコホート研究」を実施し、日常の飼育管理が脳の健康に与える影響を多角的に評価した。

調査の結果、発症リスクを抑える最大のポイントは「6歳までの肥満防止」にあることが判明。シニア期に入る前の中年期までに適切な体重を維持することが、将来の認知症予防に直結するという。また、6歳以降の管理においては「1日当たりの食事回数を増やす」と「1日の散歩距離を長く確保すること」が、発症の抑制に大きく寄与する可能性を突き止めた。食事の回数を分ける刺激や、散歩による外部環境への接触が、脳の活性化を促していると考えられる。

既に発症したケースにおいても、散歩時間を長く確保することで進行を遅らせる可能性があると考察している。

研究成果をまとめると、愛犬の脳を守る鉄則は「若齢期からの体重管理」「シニア期の小まめな食事」「十分な散歩量」の3点に集約され、飼い主の能動的な関わりが犬のウェルビーイングを実現する鍵と言える。

牛根助教は「つらい時も楽しい時も、愛犬は人生のパートナー。だからこそ最期まで、互いにストレスなく寄り添っていられることが大切」と強調する。調査によって犬の認知症が、いずれ発症してしまう仕方のないものではなく、日々の暮らしの一工夫で予防が期待できることが明らかになり「今回の結果が皆さんの役に立てればうれしい」と話した。

研究成果をまとめると、愛犬の脳を守る鉄則は「若齢期からの体重管理」「シニア期の小まめな食事」「十分な散歩量」の3点に集約され、飼い主の能動的な関わりが犬のウェルビーイングを実現する鍵と言える。


https://ubenippo.co.jp/2026/05/13/6752790/?hilite=%27%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E5%A4%A7%E5%85%B1%E5%90%8C%E7%8D%A3%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%27

<2026/05/13 宇部日報デジタルSARATTO>

山口大共同獣医学部 研究成果をまとめる 犬の認知症の発症予防と進行抑制 (写真と記事は関係ありません)

 


コメントする