日本には「エキゾチックアニマル」を見たり、触れることができるカフェが137店舗あり、その内の6割の店舗に規制種がいることが明らかになった。
記事によると、展示される種の6割は国際取引が規制される希少種だとの調査結果をフランス・ソルボンヌ大や野生生物取引監視団体トラフィックのチームが25日までにまとめたという。
チームは、こうした動物がいるカフェなどをウェブサイトやSNSから特定し展示されている個体を識別。2019年時点で計137店あり、419種3793個体を確認した。 このうち絶滅の恐れがありワシントン条約で国際取引が原則禁止されているのは9種53個体だった。国際取引に輸出国の許可などが必要な動物は、241種2498個体に上っている。
エキゾチックアニマルはイヌやネコ以外の哺乳類や爬虫類、鳥類などが該当。日本で人気がありカフェなどで触れることができるが、生息地での乱獲による絶滅の恐れや動物由来感染症のリスクが指摘されている。
トラフィックの岡元友実子さんは「動物園など教育機能のある施設に限り、生態や行動特性に十分配慮して展示や触れ合いを認めるといった対策が必要だ」としている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/233212
<2023年2月25日 東京新聞>
生き物カフェ、全国に130店 6割が希少種(写真と記事は関係ありません photoAC )