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海外 動物福祉

コロナ禍にて50000ポンドを超えるフードをペット飼育世帯へ提供する動物慈善団体

投稿者:武井 昭紘

5月24日現在。
世界で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染したヒトは520万人を超え、当該感染症によって死亡したヒトは33万7000人にも昇っている。故に、今年に入り、日本をはじめとする各国では、生産活動の停止(休業要請を含む)、ロックダウン、外出禁止・自粛要請など、ヒトの移動を制限し、ヒトとヒトの接触を最少限化する対策が講じられたことは、皆様がご存知の通りだ。そして、その結果、多くの人々が生活必需品や食品を手に入れることも一苦労となってしまったことは勿論なのだが、どうやら、ある地域では、飼育されているペットに与えるフードも入手困難となったようなのである—–。

 

そこで、この「社会問題」を解決するべく立ち上がったのが、オレゴン州に拠点を構える動物慈善団体Oregon Humane Societyだ。なお、この団体によると、同州全域に点在するシェルター、レスキューチーム、パントリー(食品を蓄える収納スペース)に、50000ポンド(約668万円)相当にも及ぶ犬猫用のフードやトイレの砂を配送する予定だとのことである。

 

外出が怖い。
近隣の店舗が休業している。
土日や祝日に出掛けると何処も混雑している。

など、SARS-CoV-2の感染拡大の影響による心理的、物理的閉塞感は今もなお続いている。満足にペット用品を購入できないヒトも各地に数えきれない程に居るのであろう。しかし、そのような混乱する世の中でも、確かに愛犬・愛猫は生きているのだ。よって、Oregon Humane Societyをお手本にしたペットライフ支援活動が、世界中へと拡散していくことを願っている。

何もかもが抑制・制限されている現在において、ヒトを癒し支えてくれるのは、目の前に居てくれるペットなのだと思いますので、彼らに向けたOregon Humane Societyの活動は、最終的に、ヒト(ペットのオーナー)を救うものになるのではないでしょうか。

 

参考ツイート:https://twitter.com/OregonHumane/status/1252981669679824896


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