長野県飯田市上久堅の小学6年生、長沼来実さん(12)が、ひなや卵から育てたニワトリの卵を毎月1回、地区内の農協店舗跡で販売し、近隣住民の人気を集めています。
記事によると、長沼さんは動物の中でも特にニワトリなどの鳥類が好きで、小5の夏に自由研究で5羽をふ化させて以来、ニワトリの飼育を趣味として楽しんでいます。 新しいひなを10羽単位で買って育て、現在は自宅の敷地内に設けた広い小屋で、家族の協力を得ながら信州あずさ27羽を飼っているという。
卵は、家で食べきれない分を無駄にしないようにと、住民グループ「食工房 十三(とさ)の里」のパン販売に合わせて店の入り口で売り、売上金は餌代の足しにしています。 有機栽培の野菜や自家製のくず米などを食べて育ったニワトリの褐色卵は黄身の色が濃く「卵臭さがなくて良い」と好評。
自身は「お客さまと知り合いになることが楽しい」と話し、最近では買わない人にも自然なあいさつができるように。 卵の販売はニワトリがいる限り続ける予定で、将来は動物と関わる仕事に就きたい考え。次回の販売は来年1月6日午前11時から。「くうちゃんの元気印平飼い卵」の手作りボードを掲げています。
商売が目的ではなく、あくまで飼育を楽しみたい長沼さんだが、来店した人へのあいさつや気遣い、お釣りの計算など勉強になることが多く、最近は「お釣りの渡し方がさまになってきた」との声も。
https://minamishinshu.jp/2023/12/06/266972/
<2023/12/03 南信州新聞>