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兵庫 公園でカラス大量死 鳥インフル集団感染

投稿者:AsaT

日本へ飛来する渡り鳥が運んで来るか、人や物に付着して海外などから持ち込まれるのが一般的と考えられている高病原性鳥インフルエンザだが、兵庫県では渡り鳥ではないカラスが大量に感染して死亡している。

記事によると、兵庫県伊丹市にある昆陽池公園周辺では、先月からカラスの大量死が続いており、全国でウィルス検査をした死んだ野鳥の7割が同公園一帯のシブトガラスで占めている。これまでに100羽以上のカラスを回収しているという。

環境省によると3月1日、同公園で今シーズン初めて死んだカラスが発見された。その後も続々と死骸が見つかり、遺伝子検査を行ったところ計38羽から高病原性鳥インフルエンザH5N6亜型が検出されたという。

死骸が多いためすべてのカラスを遺伝子検査に回していないが、大半が鳥インフルエンザによる感染と考えられている。

環境省が公園の半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定したため、伊丹市は3月から園の一部を閉鎖。今月下旬まで解除しない見通し。同公園は渡り鳥の関西屈指の飛来地である一方、周囲にビルや住居が建ち並び、ねぐらとなる木々が密集しているため、ハシブトガラスも多く生息している地域だ。

京都産業大鳥インフルエンザ研究センター長の大槻公一氏によると、①鳥インフルエンザに感染した渡り鳥をカラスがついばんで感染 ②密集する冬場のねぐらで感染拡大 が可能性として考えられるという。

昨秋以降、全国で感染が確認された死骸もほとんどが水鳥で、同省鳥獣保護管理室の担当者は「野生の陸鳥が1カ所で集団感染するのは初めて」と困惑する。


https://mainichi.jp/articles/20180412/k00/00e/040/261000c

<毎日新聞

兵庫 公園でカラス大量死 鳥インフル集団感染

兵庫 公園でカラス大量死 鳥インフル集団感染

 


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