私たち人間がゴミや産業排水などを海に捨てたり、下水から流れ出ることで問題となっている「海洋汚染」。その中でも「海洋プラスチック汚染」はここ5年ほどで世界中で関心が高まっています。
記事によると、15日にフィリピンの海岸に打ち上げられた餓死寸前のクジラが、翌日死んでいたことが分かりました。クジラは約40キロのプラスチックごみが胃にたまっており、環境保護活動家らは過去に見てきた海洋プラスチック汚染の事例の中でも、最悪の部類に入ると指摘しています。
地元漁業当局と当局と環境保護団体がクジラの死骸を解剖したところ、体内からレジ袋やコメ袋など約40キロのプラスチックが見つかったそうです。フィリピンは使い捨てプラスティックの依存度が高く、環境保護団体から世界最大級の海洋汚染国と評されているようです。
ダレル・ブラッチェリー(Darrell Blatchley)館長は、
クジラの死因は餓死だと述べたほか、
胃にたまったごみのせいで食べることができなかったとした。
https://www.afpbb.com/articles/-/3216391
<2019年3月19日 AFP BBNEWS>