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米大学 犬の解剖学授業にバーチャルリアリティ技術

投稿者:AsaT

コンピューターで合成された映像や音響により、実際には存在しない空間や物に没入感を感じることができる「バーチャルリアリティ技術(VR)」は、エンターテイメントやゲームだけではなく、教育や医療現場でも活用が広がっている。

アメリカのバージニア工科大学にある、バージニア・メリーランド連合獣医科カレッジでは、VRを用いた犬の解剖学の授業を取り入れている。

記事によると、獣医科の学生はVRグラスを装着し、バーチャルな犬の骨格や、その内側の内臓器官をクローズアップで観察することが可能。実際の世界では不可能な犬の体内に入り込むことができるため、特定の臓器をズームインできるという。

獣医科の助教授は、犬の身体の診察で学んだことと、解剖学で学んだことを結びつけるのは難しく、学生たちが苦労していることに気付いた。

従来の獣医科の解剖学では、図や献体された実物の犬の体が教材として使われるが、実際の診察では犬は4本脚で立っているため、違いが出てくる。VRではそうした問題が解決でき、犬の各臓器が実際にどのように関連しているのか理解しやすい。

VR犬は同大学の准教授が作ったもので、以前にも子犬の社会的行動を調べる視覚化ツールなど、VRを使ったツールを作成しているそうだ。

この画期的な獣医学バーチャルリアリティ技術は、現在のところ、他の技術者には真似のできないものなのだそうです。しかしこのプロジェクトは、他の大学や獣医師も利用できるようになる予定です。


https://wanchan.jp/osusume/detail/12654

<2018年11月26日 わんちゃんほんぽ>

米大学 犬の解剖学授業にバーチャルリアリティ技術

 

 


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